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Alley38号という名のバッグを作りながら考えたこと

BLUE MOONさんのAlley38号という名前のバッグを
リバティのキルティングで作りました。
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このパターンは本来ナイロンなどの生地で作るエコバッグとしての仕様で
ポケットの中に収納するとポーチになるものです。
当然薄い生地で作ることが大前提で ポーチにきれいに収めるべく
工夫されたパターンのはず。

ギャザーやタックも 計算されて作られたはず なので
こんな大幅なアレンジは申し訳ないと思いつつも
このバッグを見たときに 「エコバッグなんてもったいない!!」と思いました。
ギャザーも形もとってもかわいくて。
主役のバッグにしたいと思ったので無謀かな…とも思いましたが
キルティングで作ってみました。

案の定 ボリュームの出方が変わり シルエットは別物なほどぽってり。
でも主役級のバッグになりました♪

キルティングでバッグを作ると 裏をつけなくてもしっかりするし 
内袋を作らなくてすむので好きなのです。
私がいつも買っているC&Sさんのキルティングは裏地も綺麗なので
内袋を作って隠してしまうのがもったいということもありますが。

布1枚でバッグを作るということは必然的に縫いしろが見えてしまいますので
バイヤステープで包んで処理しています。
私この作業が嫌ではないんです。
きれいに隠れるし強度も出るし しっかり包めるとすっきり。
だからパイピングはよくやります。

パターンを見て 布を見て 自分の技術と持っているミシンの性能と
そして自分の好きな工程と苦手な工程を考えつつ バッグとしての強度も考慮し
どうしたらきれいに楽に(自分的にね)作ることができるかをすごく考えます。
なるべく裏側は見せたくないし縫いしろも隠したい。
だけど苦手な工程は避けたいし 楽に作りたい。
ずっと自分と対話をしながら作っているんですよね。

そして同じようにパターンを作られたyunさんにも 想いがあるのだろうなぁと
作っている間中感じていました。
私が大好きで何度も作っているkororin ワンハンドルも
yunさんのパターンのアレンジから生まれたものです。
自分とそしてパターンと対話をしながらミシンを踏む時間は とてもいい時間でした。
yunさん、素敵なパターンをありがとうございました。
by currant-currant | 2011-10-15 21:39 | hand made